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コーチング楽園
コーチングって何?
コーチングとは、対話を重ねることによって、相手の中から真に成し遂げたいことを見つけ出し、ゴールに到達するためのアイディアや具体的な方法を共に考え、相手が自発的に行動することを応援するコミュニケーションの手法です。
多くの場合、目標を達成したり、障害を打開したりするための答えはその人自身の中にあります。そして、目標を達成する能力もその人自身が持っています。コーチングでは、これらの答えを引き出し、能力を最大限に発揮するための建設的で効果的なコミュニケーションが交わされます。
どんなプロセスなの?
それでは、コーチとクライアントの間ではどのような会話が交わされるのでしょうか。
コーチはクライアントにたくさん話をしてもらいます。コーチは心からクライアントの話に耳を傾けます。言葉に表れないことにも耳を澄まします。それからク ライアントの頭の中にあることを整理したり、考えを前に進めたり、視点を広げたりするための質問、承認、提案、フィードバックを投げかけます。こうしてク ライアントはコーチと対話することで現状を確認でき、ゴール(目標)までの距離や道順、次の行動が明確になります。
この双方向のコミュニケーションのことをコーチングセッションといいます。セッションを進める上で明確にしていくものは、以下のことです。
1.なりたい状態、なりたい姿
2.現状
3.なりたい状態や姿と現状の間にあるギャップ
4.そのギャップを埋めるための行動
コーチングセッションを重ねていくことによって、クライアントはアイディアを自発的に行動に移し、ゴールにより早く到達したり、さらにその先へと進むことができるのです。
このように、コーチは会話を通じて、クライアントが本来持っている、時にはクライアント自身も気づいていない力(=自分力)を引き出し、その力によってよりよい結果を出せるようにクライアントを継続的にサポートします。
コーチングによって
どんな変化が起きるの?
語りつくせないほどの変化があります。その中身は十人十色。中でも共通して体験するのは次のようなことです。
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自分を深く知る
頭の中にあることを言葉にして外に出すことで、自分をいろいろな角度から見つめるようになり、今まできづかなかった自分にたくさん出会います。特に自分の「強み」(才能、経験、性格、行動や思考のパターンなど)を認識し、それを活かす方法を知ります。
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目的意識を持ち、行動力が高まる
目標を設定し、それを達成するために何をどのようにしたらいいかという具体的な行動レベルで考えるので、常に目的意識を持ち、アイディアを行動に移す習慣が身につきます。
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他者との人間関係がよくなる
コーチとの双方向のコミュニケーションを重ねることにより、信頼関係を築くコミュニケーションの方法を身につけます。コミュニケーションのスキルが磨かれると、他者と関わることが楽しくなり、問題も起こりにくくなります。
コーチングはなぜ機能するの?
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答えはクライアントの中にある
多くの場合、ゴールを達成したり、障害を打開したりするための答えはその人自身が持っています。コーチはクライアントの話をじっくり聞きます。言葉に表れないことにも耳を澄まします。それからクライアントの答えを引き出すために有効な質問をしたり、メッセージを伝えたりします。クライアントは対話の中からたくさんの気づきを得て、答えをみつけていきます。
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クライアントの可能性を100%信じ、「自分力」を高める
コーチはクライアントの可能性を100%信じて、その人が本来持っている力(=自分力)を高めていくサポートをします。「自分力」が高まれば、自分に自信を持ち、自己基盤が築かれます。
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クライアントの「リソース」を大切にする
人は皆それぞれ「リソース」(その人が携えてているもの:例えば、行動や思考のパターン、経験、環境、持って生まれた特徴など)を持っています。コーチはクライアントの「リソース」に焦点を当てます。「リソース」を生かすことにより、効率的に目標を早く高いレベルで達成することができます。
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クライアントを全人格的に見る
ゴールに到達するまでにはいろいろな障害もあります。また、一見目標とは関係ないように思える気がかりなことも、前へ進むのを妨げる原因になっていることがあります。コーチはクライアントをいろいろな角度から見て、ゴールへの道を進めるようにサポートします。
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定期的、継続的なサポートで行動に流れができる
2週間に1度、1カ月に1度など、定期的に行なうセッションで、セッションとセッションの間を振り返り、次の行動目標を立てていきます。継続的にサポートすることでモチベーションが維持でき、着実に目標に近づいていくための行動の流れができます。